胡麻には大きく3種類に分けられます。
主に「白ごま」「黒ごま」「金ごま」の3種類で、 まろやかで油脂の多い「白ごま」・芳ばしい香りで存在感のある「黒ごま」・洗練された香りの「金ごま」があり、栄養はそれぞれ違いはそれほどかわらなく同じような栄養成分になります。
特に注目される栄養成分といえば、ゴマの特有の成分である栄養素「ゴマリグナン」の成分として、セサミン、セサミノール、セサモリンという抗酸化成分があります。
この「ゴマリグナン」には活性酵素を撃退し、 若返り(アンチエイジング)に効果があると注目されている栄養成分になります。肝機能を改善してくれ、コレステロールを減少させるなどして、脂質代謝の促進など多くの効果と効能が期待されています。
また胡麻の油成分に含まれるリノール酸とオレイン酸で構成されていて、リノール酸は細胞膜を作る材料になります。
体内で合成することが出来ない脂肪酸なので、他の食べ物などから摂取しなければらない油成分です。
こうしたリノール酸は血中の悪玉コレステロールを溶解し排出するするといわれています。
オレイン酸もまた、善玉コレステロールを減らさない働きをしてくれ、逆に悪玉コレステロールを減らしてくれる働きをうながしてくれます。それと共に大腸で便の滑りをよくしたりする便秘予防の作用があります。
胡麻に豊富な成分は50%が油分、20%がタンパク質、残りの30%がビタミン類・ミネラル・食物繊維になり、ほかを比較してみてもその栄養価は植物性食品でもトップレベルになります。
ゴマリグナン類という成分のセサミんは、体内で女性ホルモンと同じような働きをすることで、またの名を植物性エストロゲンとも呼ばれています。
こうして自律神経や交感神経などのバランスを保ったり、血中のコレステロール値を抑えたりする役割を持っているセサミンは、体内の健康バランスを正常に保ってくれ、アイチエイジング効果につながります。
日常の食事の中で、出来れば胡麻を10g程度(約大さじ1杯ほど)食べると体内で必要とされる栄養素を取り入れる事ができますので、ご飯にかけたり、サラダやスープにかけたりすると簡単に食べる事ができます。
または胡麻をすりおろして味噌汁の中にいれたりと調味料として使用すると自然に摂取することができます。
さまざまな健康パワーの源になりますので、胡麻の栄養成分を継続的にバランス良く野菜や果実を食べていきながら健康な体作りをしていきましょう。