キャベツに含まれているビタミンCが豊富に含まれ、そのビタミンCには強力な抗酸化作用があります。
私たちの老化の原因は、活性酸素などによって身体がサビつくことといわれています。血管内にサビつきが起こると動脈硬化が進行して、脳や心臓の血管が詰まれば病気が起こりやすい原因となります。さらに、血管だけでなく遺伝子にまで酸化が及ぶと、細胞ががん化するリスクも高まるといわれていますので予防しましょう。
キャベツに含むビタミンC成分は、熱に弱く水に溶けやすいので、生のまま食べるのが一番良い食べ方です。
そのまま、手でちぎって味噌などをつけて食べるのも美味しくいただけます。ザク切りにしておつまみなどによく居酒屋などで出る食べ方などありますがビタミンCを逃がさず摂取できる効果的な食べた方です。
サラダにする時に千切りした箇所からビタミンCが逃げ出すので、千切して際は水洗いもサッとすればビタミンCを減らすこともなくいただけます。
その反面、水につけっ放しにすると、5分くらいでビタミンCは20~30%も減ってしまうほどびたみんCは水に溶けやすいので出来るだけさけるのがお勧めです。
春先から夏にかけての新キャベツは葉が柔らかいので美味しくサラダでいただけるます。3月から4月に収穫されたいわゆる「春キャベツ」には、ビタミンCが約1.3倍多いといわれています。
ビタミンCは多く含む外側にある緑色の濃い葉に多く含まれ、その次に芯の周辺部分に多く含まれています。
冬のキャベツは大きく育ちしっかりしていますので、ロールキャベツや煮込み料理に最適です。
煮込んだスープも飲むようにすれば、溶け出た有効栄養成分も無駄なくとれます。
キャベツを選ぶ際には切り売りよりも丸まる一っ購入して、葉をむいて食べていけば傷みも少なく長持ちするのでおすすめです。
キャベツにある栄養素には、その他にも、ビタミンUも豊富に含まれています。
ビタミンUは、水溶性ビタミン様作用物質で、アミノ酸の「塩化メチルメチオニンスルホニウム」または「S-メチルメチオニン」の構造を持ち合せています。
また別名「キャベジン」ともいわれています。
キャベジンは胃腸薬の商品名にもなっているようにビタミンUは胃腸を健康に保つ働きがあり、胃潰瘍や十二指腸潰瘍を予防できることから英語で「潰瘍」を意味する「ulcer」の頭文字をとってビタミンUとなったといわれています。
ビタミンUは、ビタミン様作用物質でありながら体内で生成されず、人間の体内にはもともと存在していませんので食事から補給する方法がお勧めで胃腸の粘膜や肝機能をたすけ健康や美容に役立つとされる栄養素です。
そのほかにもこのような栄養素が含まれています。
- ビタミンK:骨粗しょう症の予防効果や傷口の凝固作用
- カロテンやカルシウム:免疫力を高めるはたらき
- カリウム・葉酸:利尿作用
- イソチオシアネート:がんの予防に活役
このイソチオシアネートは、イオウ化合物の一種で、他にもニンニクの香りの成分であるアリシンなど、がんをはじめ、心臓病を予防する働きのあるといわれています。バランス良く野菜や果実を摂取していきながら健康な体作りをしていきましょう。