柿といえば、秋の季節にたくさん収穫できる美味しい果実になります。そのままでも食べる事ができ、または干し柿としてお正月などの果実でとても有名です。
柿の栄養は実や皮、葉にも豊富に含まれていますのでみていきましょう。
主に代表的な栄養成分にはタンニン、カリウムが多く含まれていて、その他にもビタミンCやビタミンAの栄養成分も、みかんと比べると約2倍の量が含まれています。
さらに、βークリプトキサチン、ペクチン、食物繊維と豊富に含まれていますので、がん抑制作用、がん性物質や塩分、腸内の老廃物などを排出してくれる働きがあるといわれています。
実は柿の渋みのなかに、ポリフェノ―ルの一種であるタンニンの栄養成分が豊富に含まれています。ぶどうや緑茶などにも含まれているポリフェノ―ルになります。
タンニンには、活性酸素を抑えてくれる抗酸化作用があり、殺菌や口臭効果などもあります。そのため、タンニンには動脈硬化が要因で引き起される、心筋梗塞やくも膜下出血、脳出血などの予防にも期待されています。
さらに、柿のタンニン、カリウムの栄養成分は、二日酔いの回復にとても活躍してくれます。まずは体内の中でタンニンがアルコール成分を強力に分解する働きをしてくれ、そして、カリウムですが、利尿作用が強く、体に不要なものを、尿として排出してくれます。
石鹸などの原材料にも使用されるほど強力な分解作用があるタンニンは、体内のなかでもアルコール成分を分解してくれる働きをしてくれ、その後にカリウムが利尿効果を高めてくれ、二日酔いの回復ではとても効果が期待されています。
そしてペクチンは、体の老廃物や有害物質を排出したり、糖分の吸収をおさえて血糖値を上がりにくくしたり、コレステロールの吸収をおさえたりする働きがありますので、高血圧や動脈硬化の予防にも期待されています。
このペクチンは果実の実のところよりも、皮に多く含まれていますので天日干しにしてそのまま食べたり、きんぴらなどの煮物や漬物などにしたりと、丸ごと食べて柿の栄養を摂取していきましょう。
さらに、葉にも栄養があるので、葉を乾燥させて細かくしていき、柿の葉のお茶として捨てずに健康茶としておすすめします。
ただし、柿の実と同じように、柿の葉茶も飲み過ぎると、タンニンの摂りすぎで便秘や貧血になりやすくなりますので、食前や食後などは控えめにしてバランス良く野菜や果実を食べていきながら健康な体作りをしていきましょう。