春菊といえば、すきやき、鍋料理にかかせない緑黄色野菜のひとつとして、とても有名です。独特の苦みと香りをもちあわせていて好き嫌いがでますが、実はこの苦みにこそ豊富な栄養素が含まれています。
緑黄色野菜のなかで手軽につかえる春菊には、とても豊富なカリウム、カルシュム、リン、鉄、マグネシウムなどのミネラルが多く含まれています。
カリウムが体内の余分なナトリウムを排出する役割をしてくれ、体内のむくみや血液の流れを良くしてくれ、高血圧の改善にかかせない重要な働きをしてくれる成分になります。
そして、こうしたミネラルの中のマグネシウムが毛細血管をひろげてくれ、血圧を下げる働きがあり、カルシウムが精神的ストレスを解消をうながし精神機能を正常に保つ機能があります。
他にも春菊には、豊富な葉酸が含まれています。葉酸は名前の通り「葉」に多く含まれるビタミンで「血液を造るビタミン」と呼ばれる水溶性のビタミンになります。ビタミンB群と協調し赤血球合成に関与するので、貧血の方や妊娠中、妊活中の方におすすめの栄養成分です。
葉酸の効果、効能は、ビタミンB群と協調し赤血球合成に重要な働きをしてくれ、新陳代謝や細胞分裂が活発な組織で必要になる栄養成分です。貧血の方や妊娠中、妊活中の方に良いといわれるほど、葉酸は妊婦の体内の中で成長していく胎児や消化器官の粘膜,赤血球の製造などで葉酸は必要になります。また母乳の出を良くする働きもうながしてくれます。
ただ葉酸だけを食べても効果、効能はそれほどではありませんので、ビタミン類(ビタミンB群、ビタミンC)と組み合わせてこそ、効果が発揮されます。
こうして栄養を丸ごと取り入れる食べ方は春菊をまず「生」で食べるにはサラダにするのがおすすめです。春菊自体を生で食べるのに抵抗がある方にはドレッシングなどで食べやすくする方法があります。
和風ドレッシング、ごま油、ニンニクのすりおろしなどを組み合わせたドレッシングにしたりすると、風味が強いので春菊の苦みや香りをおさえて食べやすくなります。。また海苔をちらしたり、レモン汁をかけたり果実をサラダの中に取り入れたるすると美味しくいただけます。
そのほかの調理方法に春菊をおひたしにしても美味しくいただけます。栄養のを考える場合に春菊はゆで時間が重要です。
煮過ぎで栄養が抜けないよう、茹で時間を短めにしていき、その後に水にさらす場合もサっとするだけにして長時間は水にさらさないよう気をつけてください。
こうした春菊のさまざまな栄養成分を体内にとりいれ、葉酸と葉酸の効果を倍増させるビタミン類など、バランス良く野菜や果実を食べていきながら健康な体作りをしていきましょう。