夏に数多く見かける野菜や果実に、スイカは有名な夏野菜のひとうです。スイカは熱帯のアフリカのサバンナ砂漠地方の乾燥した土地が原産とされています。乾燥地帯の水分補給の食べ物として世界中に広まり愛されています。ヨーロッパ地方ではスイカの種や皮は食べられていませんが、中国やアジア地方では種や皮も食材として利用されています。
スイカの90%以上が水分になります。夏に起こる日射病の予防や解熱などに効果あり、栄養としては、シトルリン、カリウム、リコピン、βカロテンなどが含まれており、熱中症の改善にはとても期待されています。
スイカの赤肉の色素にはβカロテンとリコピンが大量に含まれています。βカロティンは抗発ガン作用や免疫力の強化に効果があります。その他にも、髪の健康維持や、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、そして、喉や肺など呼吸器系を守る働きがあるとされています。
また、リコピンは、活性酸素を減らす働きがありますので、老化予防に効果的があり免疫力を高めるとされています。
スイカを食べるとトイレが近くなりますが、これはスイカに含まれるアミノ酸一種であるシトルリンが体内の水分代謝を活発にさせる働きがあります。これにより尿を出やすくして体内の老廃物を排出していき腎臓機能の働きをサポートしてくれる効果があるとされています。
またシトルエンは毛細血管までもを広げてくれ、血流を良くしてくれる働きもありますので、血圧を下げてくれ高血圧の予防につながります。
そしてスイカの含むカリウムが余分なナトリウムを排出していきますので、むくみの解消や膀胱炎、腎炎の予防や高血圧の予防に効果があります。
シトルリンは赤い果実の部分より、皮の白い部分に果肉の2倍もの量が含まれています。アジアの地方ではこの部分を、塩もみやぬか漬けなどの漬物にして食べられています。または酢でつけたピクルスにしたり、サラダのトッピングにしても美味しくいただけます。塩分が一緒に摂れるので夏バテや疲労回復の効能がより高められますのでおすすめです。
世界でスイカの食べ方は様々ですが、東南アジア周辺のタイや台湾、中国ではスイカの種を食べる食文化があります。食材とする為だけに種食用として栽培されています。
スイカの種にはタンパク質と脂肪が豊富で、ビタミンB群、ビタミンEも含んでいます。また種の脂肪には、血液をさらさらにするリノール酸が含まれており、動脈硬化の予防に期待されています。
健康に良いスイカになりますが、夏の熱い日に食べ過ぎるたりすると、水分を取り過ぎてお腹が痛くなりますので、食べ過ぎずに体にあわせた量を摂取していき、バランス良く野菜や果実を食べていきながら健康な体作りをしていきましょう。
【ストレスの解消:ピ―ナッツ】