レモンの主な栄養にはビタミンCが特に豊富に含まる果実として有名です。レモンといえば特徴的なあのスッパイ酸味があります。
この酸味はクエン酸といわれる物質で疲労回復に大いに活躍していきます。他の柑橘類や梅干しにも含まれいてますがレモンには特に豊富に含まれています。
レモンに含まれる豊富なビタミンCは水溶性のビタミンであり、野菜や果物に多く含まれます。血管・皮膚・粘膜・骨に必要となるコラーゲンの生成を助けて、肌トラブルを予防する作用や、鉄分の吸収を高めたり、傷の治りを早めたりする作用があります。
また、多量に摂取することで、免疫力が高まり、強い抗酸化作用と合わせて、風邪や感染症の予防・生活習慣病の予防の効果が期待されています。
ビタミンCが不足すると、コラーゲンの生成が衰え、毛細血管がもろくなり、出血しやすくなります。肌荒れ・歯茎の出血・傷の治りの遅れ・免疫力低下・疲労などの原因となります。
このビタミンCは熱に弱いため、生のまま食べる方法がもっとも効率よく食べ方になりますのでレモン果実のジュースやサラダのトッピングが最適です。ジャムやケーキなどでも摂取できるのですが、調理時間はなるべく短くしていくと豊富にビタミンを接取することができます。
また、ビタミンCは鉄の吸収を促進させる作用もあり、特に野菜や穀物に多く含まれる非ヘム鉄の吸収を高めます。植物性食品由来の鉄は動物性食品由来の鉄より、体内への吸収率が悪いため、ビタミンCとあわせて摂ることで、吸収が良くなります。
体に良いビタミンCですが多量に摂取しすぎると、吐き気・下痢・腹痛などの症状があらわれます。水溶性のため過剰摂取した分は尿として体内か排出されますので安全とされています。しかし、腎機能障害がある方は、ビタミンCの摂取量が増えると、シュウ酸結石のリスクが高まることが指摘されていますので食べ過ぎには気をつけましょう。
そして次に豊富なレモンのクエン酸は運動後やストレスなどで蓄積されていく疲労物質である“乳酸”を炭酸ガスに分解して尿として排出する作用します。
筋肉痛などもこの原因で生じるので疲れた体の疲労回復にはかかせないのがクエン酸になります。クエン酸には血液をサラサラにして血流を改善する効果もある新陳代謝が促進され、疲労回復や老化防止、美容効果などにもつながります。
またクエン酸はミネラルを吸収する働きがありますので体内の細胞が酸化する活性酸素を除去する働きにも作用します。バランス良く野菜や果実を摂取しながら健康な体作りをしていきましょう。