苦いセロリの好きな人も嫌いな人も食べたくなる、セロリの魅力をお知らせします。
セロリはボリボリ茎を食べるイメージがありますが、実は葉の部分に豊富な栄養が含まれています。
昔からセロリは古代ローマやギリシャで、古くから重宝されてきました。セロリの和名は「オランダ三つ葉」、「清正人参」といわれ整腸剤や強壮剤などの万能薬として使われていたといわれています。
セロリのあの独特の香りの嫌いな人は多いのかと聞きますが、実はあの香りにこそ、色々な効果効能があります。セロリの香り成分「アビオイル」といわれる成分は、頭痛を和らげてくれる働きや精神のイライラなどを抑える作用があります。
また、キャベツのキャベジンでもお馴染の成分のビタミンUが含まれていますので胃腸の粘膜を保護して修復してくれます。夏場の食欲不振や二日酔い、ストレスからの胃痛などにも力を発揮してくれます。
ビタミンUは熱に弱いので、効率よく摂取するためには生食するのをお勧めいたします。
なかでもセロリには豊富なカリウム成分が含まれていますので、体内の余計な塩分を出して、むくみを防ぎ、血圧の上昇を抑える働きがあります。
夏野菜でも有名なキュウリやスイカに多く含まれるていますが、セロリに含まれるカリウムはそれらの倍以上あります。
カリウムとはミネラルの一種です。体内で水分調節をして細胞の浸透圧を維持したり、塩化ナトリウムの排出、筋肉や神経の働きを正常に保ったり血圧をさげたりする作用やむくみの解消や高血圧の予防する作用があります。
セロリの成分の中で、それほど多くはありませんが、カロチンをはじめ、ビタミンB群、C、E、カルシウム、鉄分等を多く含んでいます。
そして不溶性の性質の食物繊維も含まれていますので水には溶けにくく腸内の水分を吸収して膨張してくれます。便秘解消や腸内環境の改善に効果的です。
セロリの食べ方としては生でそのまま食べれます。茎のぶぶんには筋が多いので下ごしらえで筋を外して細かく刻んでサラダにすると食べやすくなります。また餃子やつくねの具の中に入れるとシャキシャキとした歯ごたえになり美味しくいただけます。
葉は捨てることなく細かく刻んで味噌汁の具にしたり、野菜炒めや天ぷらの具にすると香りが和らぐので自然に食べやすくなります。もちろんサラダのトッピングなどにして食べるのも代表的な食べ方です。
健康志向の方にはセロリをジュースにしていただくのもお勧めです。バランス良く野菜や果実を摂取していきながら健康な体作りをしていきましょう。