アボカドはメキシコやアメリカなどが原産。低温に弱く、主に熱帯、亜熱帯で生育します。樹高は自然では30メートルほどの高さになります。果樹園の栽培では接木法をとり、整枝もするのでそこまでは高くはならなくて栽培できますがそれでも10メートルほどの高さになる事もあります。
果実の成熟には10か月から15か月必要としてたくさんの栄養分が必要なのでアボカドの枝は毎年は実をつけずにそれぞれの年で実をつけていきます。
アボカドの果肉は、脂肪分が20%を占めるため「森のバター」とも呼ばれますいますが、大部分がオレイン酸(不飽和脂肪酸)といわれています。
このアボカドの脂肪分にはオレイン酸が豊富に含まれていますので不飽和脂肪酸であるオレイン酸は血液中の悪玉コレステロールを減らしてくれます。
オレイン酸は、血中の悪玉コレステロールを減らす効能とともに、血液をサラサラにします。血液をサラサラにしてくれるので、動脈硬化予防にもなり抗酸化作用もあることから体の老化防止や、その働きによりお肌の美肌効果につながります。
また、心筋梗塞など心臓疾患のリスクを低下する効能があると言われています。
ギネスブックにも認定されたのアボカドは、ミネラル14種、ビタミン11種と豊富な栄養素にもあり、その中でもカリウム、ビタミンB群、葉酸どが豊富に含まれます。
皮膚の再生、新陳代謝、美肌づくりに効果があるビタミンB6などのビタミンB群や、肌の血色をよくする鉄や葉酸、むくみ解消に効果があるカリウムなどのミネラルも豊富に含まれています。
カリウムは余分な塩分の排泄を促す効能があるので、高血圧などの予防になり、糖質の代謝を促すビタミンB1、3大栄養素の代謝を促進するビタミンB2、ビタミンB6はアミノ酸の代謝を促し、肝臓に脂肪が蓄積するのを防ぐ効果にもつながります。
この葉酸はDNA合成、赤血球の形成に必要で、妊娠中の女性には欠かせない栄養素のひとつになります。
その他にダイエットにも効果的なアボカドですが、中性脂肪になりにくい栄養素が多くふくまれるのでダイエットして効果的です。オレイン酸もたっぷり入っているので脂肪になるよりもエネルギーに変えてくれます。また、美容効果におすすめの、コエンザイムQ10(若返りの栄養素)、食物繊維(便秘解消)、ビタミンE(美肌に効果。1日必要量の3割を含む)なども含みます。
美味しい食べ方としてアボカドの美味しさは、そのままの味を楽しみます。半分に切って、種をとり、皮をむいて、スライスして、わさび醤油で美味しくいただけます。
また、アボカドとマグロのお刺身を玉ねぎのみじん切りと、レモン汁、オリーブオイルで混ぜてたり、わさび醤油や、ポキソースなどでサラダにしたり、海老などのシーフードなどとあわせたサラダにも最適です。
栄養豊富が高いので、食べすぎればカロリーオーバーになりますので、アボカドは、1日に1/2個ぐらいを目安にバランス良く野菜や果実を摂取していきながら健康な体作りをしていきましょう。